きったんの、その一足が道となる

kintoneを使った業務改善の記録

連携サービスでパワーアップした入社手続進捗管理

以前記事にした、新入社員の入社手続の進捗管理を行うアプリ。

kittan.hatenadiary.jp



今回は連携サービスを使うことでさらに利便性が向上し、大変満足した、というお話です。

労働条件の明示


労働基準法第15条は、労働者に対する労働条件の明示義務を定めたものです。その条文には以下の内容が記載されます。

使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。

労働者にとっても、あらかじめどのような労働条件で雇用されるのかは確認しておく必要があります。特に賃金などは「求人内容と違う」なんてこともよくある話です。
そういったトラブルを防ぐために第15条は定められています。

当社では、入社時のオリエンテーションの際、私から労働条件通知書を出力し、一つ一つ説明しています。

労働条件通知書の出力


労働条件通知書は、社内の共有フォルダに保存していましたが、
プリントクリエイターを使い、kintoneから出力できるようにしました。

まずはもし社員の採用になることがある場合は手続き進捗アプリに氏名と生年月日を入力してもらうように徹底します。



賃金テーブル等の設定を済ませ、労働条件通知書を出力します。



これによって労働基準法15条の条件を満たした労働条件通知書が出力できました。

そして今回は通知書にQRコードを印字しました。
これが今回のポイントです。

登録用紙と申請用紙のペーパーレス化


これまで、新入社員には従業員名簿への登録と通勤交通費の申請用紙を配布し、提出してもらっていました。

やはりできるものはペーパーレス化したいと思い、今回それらをkintone化し、フォームブリッジから登録できるようにしました。

登録用アプリ
アプリに登録するフォーム


これによって、社内の共有フォルダに入って用紙を印刷し、社員に配布して提出を待つことなく、早ければ入社オリエンテーションの説明後そのままアプリに登録してもらえることが可能になりました。



少しづつ少しづつ機能が充実していく。kintoneのいいところ。
連携サービスを利用してパワーアップするとさらに満足ですね。



問題は、当分新人の採用の予定がないというところでしょうか。