きったんの、その一足が道となる

kintoneを使った業務改善の記録

kintone×PCAクラウドの連携を試してみる ~プラグイン編 ダウンロードと設定~


kintoneとPCAクラウドや連携させ、業務の効率化を進める試みをしています。
前回は「前置き」を書きましたので今回からしっかりと進めていきたいと思います。
kittan.hatenadiary.jp


PCAでは「PCAクラウドWeb-API」が無償で公開されており、最近になって公開範囲が大幅に拡大されたというニュースも出ました。
ですがわれわれ非エンジニアにはそれらをうまく使うことは難しいので、この辺りは今後連携サービスが出てくることを願うばかりです。

PCAクラウド連携プラグイン for キントーンを試してみる


kintoneとPCAクラウドをノーコードで連携する手段として、「PCAクラウド連携プラグイン for キントーン」がPCAから無償提供されています。

「PCAクラウド連携プラグイン for キントーン」とは、キントーンと『PCAクラウド』を設定するだけで簡単に連携可能とするキントーンプラグインです。

pca.jp


2022/11/18現在、
販売管理ソフトの「PCAクラウド 商魂DX」と会計ソフトの「PCAクラウド 会計DX」を連携させるkintoneプラグインとアプリテンプレートが用意されています。

PCAクラウド 商魂

(プラグイン)
・売上伝票登録
・受注伝票登録
・得意先マスタ抽出
・商品マスタ抽出
(アプリテンプレート)
・伝票登録
・受注伝票登録
・得意先マスタ
・商品マスタ

・使用例
kintoneで管理する案件アプリから受注した案件を『PCAクラウド 商魂』の受注伝票に連携する。



PCAクラウド 会計

(プラグイン)
・仕訳伝票登録
・部門マスタ抽出
(アプリテンプレート)
・交通費精算書
・部門マスタ

・使用例
キントーンでおこなった交通費精算をPCAクラウド会計の仕訳伝票に連携する。



プラグインのダウンロード


プラグインのダウンロードはサイトのこちらから行います。



フォームに必要事項を入力し送信するとダウンロードリンクが送られてきます。
メールで送られたリンクからそれぞれをダウンロードします。



左がアプリテンプレート、右がプラグインのテンプレートになっていて、
アプリテンプレートファイルは解凍せずにそのまま、プラグインテンプレートファイルは解凍し、中にあるプラグインzipファイルをkintoneに読み込みます。

商魂、会計のプラグインをすべて読み込むとこうなります。



アプリの作成

次にPCAと連携させるkintoneアプリの作成をします。
アプリに関しては新しく作っても、普段使っているアプリでも構いません。
最終的にプラグインで対応するフィールドを設定していくことになります。

また、先程ダウンロードしたアプリのテンプレートを使って作成してもかまいません。
テンプレートからアプリを作成すると商魂で4つ会計で2つのアプリが作成されます。




そして自分で作成したアプリか、テンプレートから作成したアプリにプラグインを設定すれば、kintoneとPCAクラウドの連携が実現することになります。



次回は実際のプラグインの設定方法と、当社で抱えていた問題をこの連携によってどう解決していくかを考えていきます。